子どもが独立して寂しい方へ|空の巣の静けさとの付き合い方|こんなおっさんDo?

公園で歩行器を使う高齢の女性に付き添って歩く男性(こんなおっさんDo?)

 

進学、就職、結婚。子どもが家を出ていって、食卓の椅子がひとつ空いた。洗濯物が減り、夜に玄関の鍵が開く音もしなくなった。喜ばしいことのはずなのに、家の中が妙に静かで、ぽっかり穴が空いたように感じる。そんな寂しさを抱えていませんか。子どもが独立して寂しいと感じるのは、それだけ一生懸命に子育てをしてきた証拠だと、私たちは思います。この記事では、子どもが巣立ったあとの寂しさについて研究で分かっていることと、気持ちが少し楽になる工夫を紹介します。

家が静かになって感じる、よくある寂しさ

▶ 毎日の段取りの「中心」がなくなる

お弁当の時間、帰りを待つ夕方、休日の送り迎え。何年も続いてきた一日の流れは、子どもを中心に回っていました。その中心が抜けると、時間はあるのに、何から手をつければいいのか分からなくなることがあります。

▶ スマホの通知を待ってしまう

「元気にしてるかな」と思っても、しつこく連絡して嫌がられたくない。送ったメッセージに返事が来るまで、何度も画面を見てしまう。そんな自分に気づいて、少し切なくなる方もいます。

▶ 「寂しい」と口に出しにくい

周りからは「子育てが一段落してよかったね」と言われます。子どもの自立は喜ぶべきことだと分かっているからこそ、寂しいと言うと子離れできていないように思われそうで、気持ちを胸にしまい込んでしまいがちです。

「空の巣」について、研究で分かっていること

良い面と、つらい面の両方がある

子どもが家を出たあとの時期は、英語で「エンプティ・ネスト(空の巣)」と呼ばれ、昔から研究されてきました。カナダの研究者ジュヌヴィエーヴ・ブシャールさんが研究を整理した論文(2014年の学術誌に掲載)では、この時期は親にとって良い影響と悪い影響の両方と結びつけられてきたと整理されています(出典:Bouchard, G.「How Do Parents React When Their Children Leave Home? An Integrative Review」Journal of Adult Development, 21/2014年)。つまり、巣立ちの受け止め方は一つではない、ということです。寂しさを感じるのも自然なことだと、私たちは考えています。

変わったのは「時間の長さ」より「楽しさ」

アメリカのカリフォルニア大学バークレー校のサラ・ゴーチョフさんたちは、中年期の女性を18年にわたって追いかけた研究を2008年に発表しています。そこでは、子どもの巣立ちは夫婦関係の満足度が高まることと結びついていました。ただし、満足度が高まったのはパートナーと過ごす時間が長くなったからではなく、一緒に過ごす時間を楽しめるようになったことによるものだった、と分析されています。一方で、人生全体の満足度が高まることとは結びついていなかったと報告されています(出典:Gorchoff, S. M., John, O. P., & Helson, R.「Contextualizing Change in Marital Satisfaction During Middle Age: An 18-Year Longitudinal Study」Psychological Science, 19/2008年)。

この研究はパートナーのいる女性を対象にしたもので、父親の立場の方や、ひとり親の方、子どもが出たあと一人暮らしになった方にそのまま当てはまるとは言えません。また、この研究が調べたのは夫婦関係の満足度で、寂しさそのものではありません。ここからは研究の結論ではなく私たちの考えですが、寂しさを和らげるのは「誰かといる時間の長さ」より「楽しいと思える時間があるかどうか」なのかもしれません。

気持ちが少し楽になる、小さな工夫

▶ 子ども部屋は、急いで片づけなくていい

「早く片づけて気持ちを切り替えなきゃ」と思う必要はありません。しばらくそのままにしておいて、気持ちが落ち着いてから少しずつ手をつける。それで十分です。

▶ 空いた時間に、ひとつだけ「自分の予定」を入れる

子どものために使っていた夕方の1時間を、週に一度だけ自分のために使ってみる。散歩でも、昔好きだった趣味でもかまいません。大きな目標より、楽しいと思える小さな時間を先に作るのがおすすめです。

▶ 家族以外の話し相手を、一人持っておく

子どもの話ばかりしてしまうのでは、と気にせず話せる相手がいると、気持ちの行き場ができます。人生の節目で話し相手が減る寂しさについては、定年後に話し相手が減った方への記事でも取り上げています。

なお、眠れない、食欲がない、何をしても楽しくない状態が続くときは、一人で抱え込まずに、かかりつけ医や心の相談窓口に相談してください。ここに挙げた状態に当てはまらなくても、つらい気持ちが続くときは相談してかまいません。電話で相談できる窓口は、厚生労働省ホームページ「まもろうよ こころ」電話相談窓口にまとめられています。24時間受け付けている窓口もあります。

「こんなおっさんDo?」という選択肢

「こんなおっさんDo?」は、大阪市内を中心に活動するレンタルおじさんです。家が静かになったこの時期に、こんな使い方ができます。

▶ 夕方の話し相手に、LINE通話で

子どもが帰ってきていた時間帯がいちばん寂しい、という方もいるのではないでしょうか。その時間に少しだけ、LINE通話でおしゃべりしませんか。子どもの自慢話も、ちょっとした愚痴も、利害関係のないおっさんなら気兼ねなく話せます。LINE通話は全国どこからでも使えます。

▶ 子ども部屋の模様替えのお手伝いに

「そろそろ片づけようかな」と思えたら、模様替えや片づけのお手伝いもできます(対面でのお手伝いのため、大阪市内が中心です)。思い出話をしながら手を動かせば、一人で黙々とやるより気持ちが軽くなるかもしれません。ただし、専門業者が扱うような重い物の運搬はお引き受けできません。

料金は1時間1,000円です。対面の場合は、おっさんの往復交通費と、お店の飲食代など同行中の実費(おっさんの分を含む)を別途ご負担いただきます。キャンセル料などの決まりも含め、詳しくはご利用にあたってのお約束をご覧ください。

静かになった夕方に、話し声をひとつ足しませんか。

レンタルおじさん「こんなおっさんDo?」/1時間1,000円・大阪市内対面/LINE通話は全国対応

☎ 090-6555-4405LINEで話してみる

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