一人で資格勉強が続かない方へ|おっさんを伴走役にする方法|こんなおっさんDo?

公園で歩行器を使う高齢の女性に付き添って歩く男性(こんなおっさんDo?)

 

「今年こそ資格を取る」と決めてテキストを買ったのに、気づけば机に向かわない日が増えている。仕事のあとは疲れているし、休日はなんとなく過ぎていく。一人で勉強を続けるのは、思っている以上に大変なことです。続かないのは、あなたの意志の強さだけの問題ではありません。この記事では、一人の勉強が続きにくい理由と、心理学の研究から分かっていること、そこから考えられる工夫を紹介します。最後に、おっさんを「伴走役」として使う方法もお伝えします。

一人の勉強がつらくなる、よくある理由

▶ やめても、誰も気づかない

学校や塾なら、先生や友達が「最近どう?」と声をかけてくれます。独学ではそれがありません。一日サボっても、三日サボっても、誰にも何も言われない。気楽な反面、「まあ明日でいいか」が簡単に積み重なっていきます。

▶ 進んでいるのか分からない

試験の日まで、自分の力がどれくらいついたのかを確かめる機会はあまりありません。手ごたえがないまま何週間も続けるのは、ゴールの見えないマラソンのようなものです。

▶ 周りには言いにくい

「落ちたら恥ずかしい」「職場に知られたくない」。そんな気持ちから、勉強していること自体を誰にも話していない方も多いのではないでしょうか。すると、しんどさを分け合う相手もいなくなってしまいます。

心理学が教えてくれる、続けるためのヒント

「もし〇〇したら、△△する」と決めておく

心理学者のピーター・ゴルヴィツァーさんが提唱した「実行意図(if-then プランニング)」という考え方があります。「頑張って勉強する」と決意するだけでなく、「もし夕食を食べ終わったら、テキストを1ページ開く」のように、きっかけとなる場面と、そこでやる行動をセットで決めておく方法です。

ゴルヴィツァーさんとパスカル・シーランさんが2006年にまとめた分析では、94件の検証を集めて検討した結果、この方法が目標の達成に中くらい〜大きめの効果を持つと報告されています(出典:Gollwitzer, P. M., & Sheeran, P.「Implementation Intentions and Goal Achievement: A Meta-analysis of Effects and Processes」Advances in Experimental Social Psychology, 38/2006年)。

勉強に当てはめるなら、こんな形です。

・もし通勤電車で座れたら、単語アプリを開く
・もし夜9時になったら、スマホを別の部屋に置いて問題集を解く
・もし「今日はやる気が出ない」と思ったら、5分だけテキストを読む

ポイントは、行動をうんと小さくすること。「3時間勉強する」より「1ページ開く」のほうが、疲れた日でも動き出しやすくなります。

目標を人に話すときは、少しだけ注意

「目標は人に宣言したほうが続く」とよく言われます。ところが、同じゴルヴィツァーさんたちが2009年に発表した研究では、少し意外な結果が出ています。法学や心理学を学ぶ学生を対象に4つの実験が行われ、そのうち3つで、「弁護士になる」のような「なりたい自分」につながる行動の予定を他人に知ってもらうと、その後の取り組みがかえって弱くなったのです。ある実験では、学生が「来週の勉強の予定」を書き、それを実験者に読まれただけで、取り組んだと本人が報告した日数が少なくなっていました。別の実験では、この傾向は目標に強い思い入れを持つ人で見られ、思い入れが弱い人では見られませんでした。研究者たちは、残る実験の結果もふまえて、人に認めてもらうことで「もうなれたような気分」が早めに生まれてしまうためだと説明しています(出典:Gollwitzer, P. M., Sheeran, P., Michalski, V., & Seifert, A. E.「When Intentions Go Public: Does Social Reality Widen the Intention-Behavior Gap?」Psychological Science, 20/2009年)。

ドイツの大学生を対象にした少人数の実験なので、誰にでも当てはまるとまでは言えませんが、「人に宣言すれば続く」とは限らないようです。本気で合格したい人ほど、予定を話しただけで満足してしまう落とし穴があるのかもしれません。

では、どうすればいいのか。論文の著者たちは、回数などの具体的な基準をはっきりさせて相手が確かめられるようにすることや、先ほどの「もし〜なら」の計画を添えることが対策になるかどうかを、まだ確かめられていない今後の問いとして挙げています。ここからは研究の結論ではなく私たちの考えですが、人に話すなら「今週は頑張る」で終わらせず、「夕食のあとに問題集を5問」のように場面と量まで決めた計画にしてから話す。そして、話したことで満足していないか、ときどき自分に聞いてみる。そんな使い方を試してみるのも一つの方法です。

一人で過ごす時間が長く、そもそも話す相手がいないという方は、在宅ワークで一日中誰とも話さない方へもあわせて読んでみてください。

「伴走役のおっさん」という使い方

「こんなおっさんDo?」は、大阪市内を中心に活動するレンタルおじさんです。最初にお伝えしておくと、おっさんは勉強を教えることはできません。先生ではなく、横で話を聞く伴走役です。たとえば、こんな使い方ができます。

▶ LINE通話で「もし〜なら」の計画を一緒に作る

「平日は何時に帰ってくる?」「疲れて何もしたくない日はどうする?」。おっさんが聞き役になって、あなたの生活に合った「もし〜なら」の計画を一緒に言葉にします。頭の中だけで考えるより、話しながらのほうが「この時間なら5問はできそう」と具体的になることもあります。LINE通話なら全国どこからでも使えます。

▶ うまくいかなかった週の立て直しに

計画どおりにいかない週は必ずあります。そんなとき、責めずに「どの場面でつまずいた?」を一緒に振り返り、計画を小さく組み直します。先ほどの研究のとおり、予定を人に話すと、かえって取り組みが弱まることもあります。だからこそ、「話して満足」で終わらないよう、中身を見直す時間に使ってください。

▶ 誰にも言えないしんどさを吐き出す

職場にも家族にも言っていない勉強の愚痴を、利害関係のないおっさんに話す。話した内容は外に漏らしません。「ちょっと聞いてほしかっただけ」で十分です。

料金は1時間1,000円です。対面の場合は、おっさんの往復交通費と、お店の飲食代など同行中の実費(おっさんの分を含む)を別途ご負担いただきます。キャンセル料などの決まりも含め、詳しくはご利用にあたってのお約束をご覧ください。人と話すこと自体に慣れたい方は、会話の練習相手という使い方の記事も参考にどうぞ。

走るのはあなた。つまずいた週の作戦会議は、おっさんと。

レンタルおじさん「こんなおっさんDo?」/1時間1,000円・大阪市内対面/LINE通話は全国対応

☎ 090-6555-4405LINEで話してみる

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